三代蛸さんだいだこ
嫁が言われた言葉が、三代続いていたと分かる短い話。
あらすじ
二代目の高尾太夫は、通称を仙台高尾といい、持ち物に蛸壺を用いていたと伝えられています。
ある日、里帰りした娘が母親に、亭主から変わったことを言われたと打ち明けます。「わたしを蛸だと言われました」
母親が「わたしがここへ嫁いで来たときも、うちで蛸だと言われたよ」と答えると、奥から出てきた祖母が驚いた様子で言いました。
「まあ、変わったことが三代続いたものだね」これが本当の三代蛸、仙台高尾というわけです。
成立と背景
元になった話は安永四年に江戸で出た『新口花笑顔』に「たこ」として収められています。今日ではこのサゲの意味がわかりにくくなっています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

