落語の演目

酒の粕さけのかす

滑稽噺与太郎

酒粕で赤くなった与太郎が、飲んだふりを教わって次々にぼろを出す話。

あらすじ

赤い顔をしている与太郎に、まわりの者がわけをたずねます。実は酒の粕を二切れ食べただけなのですが、それでは若い者として恥ずかしいから、人に聞かれたら酒を飲んだと答えなさいと教えられました。

さっそく次に会った人に「お酒飲んだ」と答えた与太郎でしたが、「どのくらい飲んだんだ」と聞かれて「このくらいのを二切れ」と答えてしまい、酒の粕を食べたことがばれてしまいます。

今度は「湯呑みでこのくらいを二杯飲んだと言いなさい」と教え直され、与太郎はまた次に会った人に「お酒飲んだ」「どのくらい飲んだ」「このくらいの湯呑みで二杯飲んだ」と答えました。

「ずいぶん飲んだな。冷やは体に毒だよ。燗をしたかい」と聞かれた与太郎は「焼いて飲んだ」と答えてしまいました。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ