落語の演目

六歌仙ろっかせん

滑稽噺江戸の小噺が原話

六歌仙が小町のどこに惚れたかを言い合い、一人が席を外す話。

あらすじ

小野小町を除く五人の歌仙が集まり、美しい小町のことをほめはじめました。

まず在原業平が「小町の目はいつ見てもいい目つきだ。あの目にほれた」と言うと、大伴黒主は「おれは小町の鼻にほれた」と言いました。

喜撰は「愚僧は小町の口もとにほれ込んだ」と言い、文屋康秀は「おれは目や鼻や口よりも、うりざね顔の白いところにほれた」と続けます。

すると僧正遍照だけが腰を上げ、その場を離れようとしました。「これこれ、どこへ行くのじゃ」と聞かれると、こう答えました。「小便に行くから、おれのほれ所を一つのけておいてくれろ」

成立と背景

原話は享和三年に江戸で出た『軽口噺』に収められている「六歌仙」とされます。柳連の演題一覧にある一話も、この噺だと考えられています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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