親同士おやどうし
嫁の来手がないと言われた与太郎が、親を引き合いに出す短い話。
あらすじ
与太郎は父親から「おまえのように愚かでは嫁の来手がないよ」とからかわれます。与太郎は動じることなく「来手がなければ、お屋敷に奉公に上がっている人を引っぱってくるよ」と言い返しました。
父親はすっかりあきれてしまい、「馬鹿を言うな、あれはおまえの実の妹じゃないか。兄妹どうしで夫婦になったりしたら、世間から畜生だと後ろ指を差されるぞ」と真顔で厳しくたしなめました。
ところが与太郎は父の剣幕にも少しもひるまず、平然とした顔つきのまま、間髪を入れずにこう切り返しました。「なにいってんだい。おとっつぁんなんか親同士夫婦じゃないか」
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

