落語の演目

お歴々おれきれき

滑稽噺博奕江戸

すってんてんになった博打打ちが、蛙の鳴き声を聞きとがめる話。

あらすじ

ある博打打ちが、いつものように意気揚々と賭場へ出かけますが、この日にかぎってまったく目が出ず、なけなしの銭まですっかり巻き上げられ身ぐるみをはがされてしまいました。

すっかりやけになって田舎道をとぼとぼ帰る途中、蛙の鳴き声が「ハダカダ、ハダカダ」とあざけっているように聞こえてしまい、腹立たしくなって足で踏みつぶそうとしました。

そこへちょうど通りかかった別の男が「そんな殺生なまねをするものじゃない」ととめに入り、みずから身銭を切って蛙を買い取ったうえで、もとの田んぼへ逃がしてやりました。

命拾いをして無事に田んぼへ戻った蛙は、助けてくれた男の顔をじっと見上げて、まるで感謝の気持ちを伝えるかのように、大きな声でこう鳴きました。「アナタガタ、オレキレキ」

成立と背景

この噺は、東京では前座が高座に上がってすぐの前置きとして語られることが多いのに対し、上方ではひとくさりの踊りに入る前の一幕として演じられていたと伝わっています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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