鬼薊花活けおにあざみはないけ
鍾馗の掛軸の前の花活けを狂歌に詠んだ子が、暇を出される話。
あらすじ
「鬼薊清吉」に出てくる清吉が、丁稚奉公に出されたころの話です。
ある日、旦那の供をして屋敷へ行き、床の間の鍾馗の掛軸の前に置かれた花活けを見て、花だからこそ鍾馗の前に活けておける、鬼薊であればそうはいかない、という意味の狂歌を詠みました。
居合わせた者は皆感心しましたが、旦那は家へ帰ってから、こんな子供を置いては末が恐ろしいと言って暇を出します。
清吉はこの狂歌にちなみ、後に鬼薊清吉と名乗る悪党になりました。
成立と背景
「鬼薊清吉」には奉公に出ている間の話がないため、それを補う形の噺です。二代目桂三木助が得意とし、その持ちネタ帳にも記されています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

