扇おうぎ
扇の使い方でけちくらべをする二人の話。
あらすじ
けちな男が二人で話をしています。一人が、あなたは一本の扇をどのくらい使うかと尋ねました。
聞かれたほうは、十年は使うと答えます。半分だけ開いて五年使い、残りの半分でまた五年使うのだといいます。
もう一人が言いました。「私は一本を生涯使いますよ。半分開くなんてけちなことはしない。全部ぱっと広げて、首のほうを動かします」。
成立と背景
「しわいや」の前ふりなどによく使われます。一桁ずつ開いて一年ずつ使い、十間の扇だから十年もつという型もあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

