蚤の歌のみのうた
別題: 蚤のかっぽれ
血を吸いに出た蚤の子が、歌と引き換えに酒を飲まされる話。
あらすじ
まだ小さいノミの子供が、危ないからおよしと止める母親の言うことも聞かずに、酔って帰ってきた男の血を吸いに勇んで出かけていきました。
男の背中にとりついたところで、男は今度は外へ飲みに出かけてしまいます。飲み屋で背中がムズムズするのに気づいた男は、シャツを脱いで調べ、ノミの子供を見つけました。
つかまってしまったノミの子供は、勘弁してくれ、そのかわりに歌を歌って聞かせるからと必死に頼み込み、男から酒を飲ませてもらいました。
歌いながら酔っていくうちに、いつのまにか歌声が聞こえなくなり、見るとノミは敷居を枕につぶれてしまっていました。
成立と背景
まくらばなしとして語られますが、一席に仕立てて演じることもあります。ノミが歌う代わりにかっぽれを踊り、踊りながら姿を消して「しまった、ノミ逃げをされた」と落とす演出もあり、この場合は題を「蚤のかっぽれ」といいます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

