落語の演目

二階の間男にかいのまおとこ

滑稽噺若旦那女房

別題: 二階、二階借り

二階を借りて逢引きしようとした男の相手が、思わぬ人だった話。

あらすじ

桶屋の芳さんが、ある旦那のところへ行き、町内の人妻に情人ができたと打ち明けます。相手が表で待っているので、二階を貸してほしいと頼み込みました。

旦那が承知すると、芳さんは「おかみさんが家にいてはきまりが悪いので、湯へ行くよう言って出してください」と頼みます。さらに、相手が明るい場所を嫌うので、外で二度せきばらいをしたら灯りを消してほしいと言い残して表へ出ました。

表へ出た芳さんは、湯へ向かうおかみさんと顔を合わせ、「お前をお前のうちへ連れ込むんだ」と言って、二人で暗くなった家へ入って行きます。芳さんが通っていた相手は、この家のおかみさんでした。

事情を知らない旦那はこう言いました。「ずんずんお通んなさいよ。なんだい、くすくす笑って。でも川柳とはよくできたもので、町内で知らぬは亭主ばかりなりか。こうして連れて来られてる女房の、亭主のつらが見てえ」

成立と背景

「紙入れ」とよく似た筋立ての噺です。戦時中に上演が禁じられた禁演落語五十三種の一つに数えられています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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