落語の演目

二番目にばんめ

滑稽噺泥棒奉公奉公人

別題: 芝居好き、芝居好きの泥棒、楼門五三桐

芝居好きの泥棒が屋敷で見得を切り、奉公人が鳴り物で応じる話。

あらすじ

芝居好きの泥棒が、祝言があった家に忍び込みました。片付けられずに残っていた酒盛りの酒を勝手に飲み、すっかり酔ってしまいます。

良い気分になった泥棒は、贔屓の役者になったつもりで二階へ上がろうとし、「さあ、石川五右衛門がせり上がって行くぜ」と芝居めいた声を上げました。

物音に気づいた奉公人の二人は、泥棒が酔って芝居のまねをしていると知ると、面白がって台所から桶と金だらいを運び出し、三味線の代わりに打ち鳴らして囃し立てます。

すっかり気をよくした泥棒は、はしご段の途中でぴたりと足を止め、芝居の名場面さながらに大見得を切って、こう声を張り上げました。「絶景かな、絶景かな」

奉公人の一人は「おれが久吉になってやらァ」と着物を肩から羽織り、手ぬぐいを頭に巻いて、泥棒を相手に芝居のせりふのやりとりを続けます。「石川や浜の真砂は尽きるとも」「世に盗びとの種はつきまじ」

泥棒が手裏剣を放つしぐさをすると、奉公人はひしゃくでそれを受け止め、こう決めました。「婚礼(巡礼)に御用捨(御報謝)」

成立と背景

二階で寝ていた若夫婦が「二番目じゃ、一番目じゃ」という際どい掛け合いを口にする場面が、本来のサゲだったといわれています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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