猫退治ねこたいじ
娘に取りつく化け猫を退治しようとしたら、歌を残して逃げられる話。
あらすじ
器量のよい娘が病気になり、原因がわかりません。医者の竹雁が診ると、娘は「先日死んだネコが毎晩化けて出て、体じゅうをなめていくのが恐ろしいのです」と打ち明けました。
家の主人は、出入りの鳶頭にネコを退治してほしいと頼みました。鳶頭が大勢の若い者を連れて見張っていると、夜中に大きな化けネコが現れました。捕まえようとしましたが、壁を破って逃げてしまいます。
逃げたあとの壁には、歌が書き残されていました。「歯があれば食い殺したく思えども、ほんのはなしでなめたばっかり」
成立と背景
この噺は、二代目三遊亭金馬が高座でよく演じていたものです。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

