落語の演目

根上りねあがり

滑稽噺武士

新内に夢中の髪結いが、まげの根を上げすぎてしまう短い話。

あらすじ

ある髪結い床の親方は根っからの音曲好きで、なかでも二上がり新内をことのほか好み、仕事の合間にもつい口ずさんでしまうほどでした。

その日も客の髪を結いながら、いつものように二上がり新内を口ずさみ、ちょうど歌い終えたところで髪を結い上げてしまいました。

「へい、できました」と言われた客が鏡をのぞくと、まげの根がふだんより上のほうに来てしまい、まげの先が額にぶら下がる格好になっていました。

「なんだいこりゃあ」と驚く客に、親方はこう答えました。「へい、根上がりでございます」

成立と背景

むかしはよく演じられた噺でしたが、髪を結うしぐさの再現がむずかしいため、今ではこの噺を知る人もほとんどいなくなっています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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