味噌豆みそまめ
味噌豆のつまみ食いを叱った旦那が、自分も隠れて食べる話。
あらすじ
味噌豆はつまみ食いを始めるとやめられなくなるものです。小僧の定吉は、煮え加減を見るふりでつまみ食いをして、その現場を旦那に押さえられ、使いに出されてしまいました。
旦那もつい豆に手が伸び、つまみ食いを始めてしまいます。ただし定吉に見られては示しがつかないと考え、まとめてつかむと便所に隠れてむしゃむしゃと食べ始めました。
そこへ定吉が使いから帰ってきますが、旦那の姿がどこにも見当たりません。旦那がいないのをよいことに、定吉もまた豆をつまみ食いすることにしました。
定吉は旦那に見られてはまずいと考え、しゃもじに豆をまとめてすくい、便所で食べようと戸を開けます。すると中には、豆を頬張っている旦那がいました。
定吉は思わず声を上げました。「あっ、旦那」旦那が何をしに来たのかと聞き返すと、定吉はこう答えました。「へっ……、おかわりを持って来ました」
成立と背景
前座が高座にかける、短いはなしの一つです。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

