落語の演目

三夫婦みふうふ

滑稽噺喧嘩夫婦

別題: 強情

夫婦げんかの仲裁に入った主人夫婦まで言い合いになる話。

あらすじ

通いの番頭を務める佐兵衛と、台所を預かる女房のお竹という夫婦がいました。お竹が旦那の机の周りを片づけていたので、佐兵衛が気を利かせて御膳を出したところ、それでは向きが違うと言われ、夫婦げんかになってしまいます。

旦那が仲裁に入り、自分の用事を手伝ってくれたのだから礼を言うのが当たり前だと、佐兵衛の肩を持ちました。すると奥さんが現れ、夫婦なのだから手伝うのが当然だと、お竹の肩を持ちます。

旦那と奥さんの言い分が食い違い、今度はこの二人が夫婦げんかを始めてしまいました。そこへ、浜町で隠居暮らしをしている年配の夫婦が通りかかり、話を聞くうちにけんかが伝染してしまいます。

出入りの商人がやって来て、仲裁に入ろうとしました。しかし、けんかのもとが御膳の並べ方だったと知ると、商人は急に及び腰になります。

商人はこう言って、その場を後にしました。「それじゃ私はおいとましましょう。こちらにお鉢が回るといけないから」

成立と背景

七人もの人物をしゃべり分けなければならない難しさがあるはなしで、いまではほとんど演じられていません。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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