めくらの提灯めくらのちょうちん
用心に提灯を持って出たあんまが、ぶつかった相手に言い返される話。
あらすじ
あんまが夜、提灯に灯をともして戸口から出かけようとしていました。「目が見えないのに提灯はいらないだろう」と言われると、「巷にはあきめくらが多いので、突き当たられないように用心のため持って行くのだ」と答えて出かけました。
歩いているうちに、向こうから来た人とぶつかってしまいます。「気をつけろ」「おめえこそ気をつけろ」と言い合いになりました。
あんまが「おれはめくらだが、この提灯が見えないか」と言うと、相手は言い返しました。「なにをいうか、提灯の火は消えてる」
成立と背景
原話は享保十一年に京都で出た「軽口初笑」に収められている「あての槌が違うた」とされています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

