落語の演目

熊坂くまさか

地噺銭勘定名前

別題: 熊坂長範

常盤御前の一件から牛若と熊坂長範の立ち回りへ運び、しゃれで落とす地噺。

あらすじ

常盤御前が今若、乙若、牛若の三人の命を助けるため、清盛の愛妾になるいきさつを、しゃれを連ねた語り口で聞かせます。

続いて、奥州の秀衡を頼って旅立った牛若が、道中で美濃国青墓の長者の家に一泊する場面に移ります。その夜、大勢の盗賊がこの家に押し入りました。

首領は、当時その名が日本中にとどろいていた熊坂長範でした。長範と切り結んだ牛若は、長範のなぎなたを打ち落とし、すきをついて首を切り落とします。

ところが血が出ません。今度はむこうずねを払うと、長範はばったり倒れました。その体を踏むと、血の代わりに出てきたのはあんでした。

牛若は言いました。「こりゃあ熊坂でなくて今坂だ。つぶして出たからつぶしあんでございます」

成立と背景

今坂とはまんじゅうの一種です。地噺として先代小勝が得意にしていました。

別名を「熊坂長範」ともいいます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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