駒長こまちょう
借金を踏み倒そうと女房に恋文を書かせた男が、当てが外れる話。
あらすじ
なまけ者の長兵衛には、損料着物屋を営む丈八への借金がかさんでいました。これを踏み倒そうと、丈八にあてた恋文を女房のお駒からしたためさせておき、丈八が取り立てに来たところで夫婦げんかを装って因縁をつけようという一計でした。
たくらみどおり丈八が訪ねてくると、長兵衛は殴り合いのけんかを仕掛けたうえで「親分のところへ話をつけに行ってくる」と家を出て行きます。
残されたお駒は、丈八のやさしい言葉にほだされ、これはすべて長兵衛の企みだったと打ち明けてしまいました。二人はそのまま駆け落ちします。帰ってきた長兵衛は書き置きを見て仰天し、包丁を片手に飛び出しました。すると、向かいの長屋にいた烏がこう鳴きました。「アホウ、アホウ」
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

