落語の演目

小町こまち

滑稽噺八五郎銭勘定

屏風の絵解きを聞く八五郎が、深草少将の百夜通いにまぜっ返す話。

あらすじ

隠居のところへ遊びに来た八五郎が、部屋にある貼り交ぜの屏風の絵解きを聞くことになりました。児島高徳の故事「天勾践をむなしうするなかれ、時に范蠡なきにしもあらず」を聞かされた八五郎は、さっそく「天保銭をむちゃくちゃにするなかれ、時にはんにゃがくにじを食う」とまぜっ返してしまいます。

続いて隠居は、小野小町のもとへ深草少将が百夜通いを続け、九十九夜目に力尽きてあの世へ行ってしまったといういわれを話して聞かせます。

八五郎は「うちのおやじも通ったものだ。便所へ十六回も通って、とうとう中でこと切れなすった」と言い出します。隠居が「きたないな、お前のおやじは下肥の話だろう。深草の少将は色恋の話だ」とたしなめると、八五郎はこう言い返しました。「でも、恋に上下の隔てはねえ」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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