金釣りかねつり
竿に一銭玉を結んで金を釣れと教えられた男が、そのとおりにする短い話。
あらすじ
少し足りない男が、何か金もうけの方法はないかと友だちに相談すると、金釣りに行けと勧められました。
釣り竿の先に一銭玉を縛りつけ、塀のところから向こうへ垂らして、お金こいこい金こいやいと三度繰り返して上げれば、一銭玉が五十銭玉になるというのです。
教えられたとおりにして、さっと竿を上げると一銭玉がありません。「しもうた。餌とられた」。
成立と背景
上方の前座噺ですが、原話は安永三年に江戸で出た『茶のこもち』の「釣」です。原話のほうは、釣りで金を釣り上げた者の話を聞いて出かけた男が、大きな鯛が釣れて悔しがるという筋です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

