落語の演目

豊年医者ほうねんいしゃ

滑稽噺医者食べ物

別題: 横根医者、箱根山

唄の好きな医者が、診察も答えも節を付けて済ませる話。

あらすじ

唄の好きな医者のところへ、横根を患った男が診察に訪れました。

医者は診察をしながら、羽根田節の節に乗せてこう歌います。「痛まば痛め横根が腫れたとて、おいらの知ったことじゃない」患者はこれを聞いてびっくりしました。

患者はおそるおそる尋ねました。「ところで私は餅が大好物なんですが、餅は食べてもいいですか」

医者はまた節をつけて答えました。「餅ゃかまやせぬ」

成立と背景

サゲは、当時流行した羽根田節の文句「こちゃかまやせぬ」をもじったものです。「豊年医者」の題は、この唄を歌っていた豊年屋という男女二人組の大道芸人にちなむとされています。

同じ趣向のサゲを持つ「箱根山」という噺もあり、同工のものといえます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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