落語の演目

一つ穴ひとつあな

滑稽噺女房若旦那

妾宅を突き止めた女房と旦那の間で、権助が双方から責められる話。

あらすじ

旦那が内緒で妾宅に通っているのに女房が気づき、権助に行き先をたずねますが、知らないととぼけられてしまいます。

女房は「おまえも旦那と一つ穴のキツネだね」と権助を責め、嫌がるのを押し切って案内させ、妾宅に乗り込みました。

そこで夫婦げんかが始まったので、外で隠れていた権助が見かねて飛び出します。旦那は「どうもおかしいと思った、きさまがここへ連れて来たな、このイヌめ」と怒りました。

権助が言いました。「あれまあ、おめえさま、おらのことイヌだってえし、おかみさまあ、一つ穴のキツネだといった」

成立と背景

江戸で古くから伝わる噺です。「一つ穴のキツネ」という言い回しは、近年では「一つ穴のムジナ」のほうが広く使われるため、通じにくくなっています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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