落語の演目

平林ひらばやし

滑稽噺名前医者

別題: 名ちがい、字ちがい

名前の読み方を人ごとに違えて教わった下男が、道々はやして歩く話。

あらすじ

少々のみこみの悪い久蔵という下男が、平林という医者のもとへ使いに出されました。

道々、平林と書いた紙を人に見せては読み方をたずねますが、タイラバヤシ、ヒラリン、一八十の木木、一つ八つの十木木と、人ごとに違う読み方を教わってしまいます。

久蔵はこれらを全部つなげて口の中で唱えながら歩いていたところ、巡査にとがめられました。「そのほうは気ちがいか」「いいえ、字ちがいでございます」

成立と背景

原話は安楽庵策伝が著した「醒睡笑」(寛永五年刊)にあります。字が違うわけではないのに字ちがいと呼ぶのは妙だとして、桂枝太郎は「名ちがい」の題で演じました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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