橋弁慶はしべんけい
五条の橋の弁慶と牛若の一件を、地口を重ねて聞かせる話。
あらすじ
弁慶と牛若丸が五条の橋でやり合う一件を、地口を重ねた洒落たっぷりの話に仕立てたものです。
牛若丸のすばやい太刀さばきに、とうとう弁慶は降参してその家来になってしまいます。
牛若丸が「主従の縁を結んだからには、何もやらずに別れるのもよくない。望みの物を何でもやろう」と申し出ました。
弁慶が答えます。「ほかに頂きたいものはございませんが、あなたさまの笛を頂きとうございます」「なぜ笛がほしいのだ」「弁慶が末代までの、鳴らす道具にいたします」
成立と背景
地口を重ねたこの趣向は、明治期の演者である禽語楼小さんが得意にしていたと伝えられています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

