裸参りはだかまいり
裸参りの女を見たという男が、肝心のことを見ていない短い話。
あらすじ
何人かの若い衆が世間話をしていると、そこへ男が一人やってきて、めったにないものを見たと言い出しました。
何を見たのかと聞かれ、男は「十八、九の娘の裸参りだ。体は雪のように白くて、ふんどしもつけていなかった」と話します。
「器量はどうだった」と聞かれた男が答えました。「顔は見なかった」
成立と背景
小咄の一つです。裸参りとは、寒中などに裸で社寺に参詣すると願いがかなうとされた風習で、安永年間に江戸で出た小咄集に、よく似た原話があります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

