落語の演目

御印文ごいんもん

滑稽噺銭勘定参詣仏事

額に押せば極楽へ行けるという印文をもらいに、しぶる男を連れて行く話。

あらすじ

御印文の開帳が行われていました。この印を額に押してもらえば、どんな悪人でも極楽往生できるといわれています。これを聞いた男は仲間を誘い、もらいに出かけることにしました。

誘われた仲間のうち一人だけが、どうしてもいやだと強く渋ってみせます。それなら御印文はいただかなくてもよいので一緒に来いと言われ、しぶしぶついて行くことになりました。

御印文をもらった帰り、一行は茶屋に立ち寄り、老婆に御印文をもらって来たことを話します。「おばあさん、この中に一人だけ御印文をもらわなかったへそ曲がりがいるが、だれだかわかるかい」と聞かれた老婆は、こう答えました。「わかりますとも、この人でしょう」

「押してもらった跡は消えて、わからなくなっているはずだが、御印文の霊験でも現れているのだろうか」といぶかる一同に、老婆はこう言い添えました。「いえ、このかたが一番りこうそうだ」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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