落語の演目

五月幟ごがつのぼり

滑稽噺銭勘定

別題: 初戦、おのぼり

人形代を飲んでしまった男が、幟や鯉のぼりにかけて言い逃れる話。

あらすじ

酒好きの熊さんは、子供のために五月人形を買うようにと伯父からお金を渡されました。ところが悪友に誘われるまま人形を買うのを忘れて酒を飲み、金を使い果たして帰ってきてしまいます。

伯父が「人形はどうした」と尋ねると、熊さんは「二階に飾ったので」とごまかします。「どこにもねえじゃないか」と言われると、「下から二階へお登り、お登りとはどんなもので」とはぐらかしました。伯父は「なんだ、ばかばかしい。幟一本か」とあきれます。

熊さんは「私が酒に酔ってまっ赤になった顔が金太郎で、酔いがさめると正気の鍾馗になるのです」と続けます。伯父が「それじゃなにか一つ祝ってやろう」と言うと、熊さんは「伯父さん、大きな声だな」。伯父はこう言いました。「その声を吹き流しにしろ」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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