落語の演目

下馬札げばふだ

滑稽噺将棋と碁見立て

将棋にこった男が、目に入るものを片端から駒に見立てる話。

あらすじ

将棋にすっかり夢中になっている人間には、駒の形をしたものならなんでも将棋に関わって見えてしまうもので、「下馬札を桂馬と呼んだ将棋好き」という言い方まであるほどでした。

実際に将棋好きの男が「下馬」と書いてある札を見て「ああ、桂馬と書いてあるな」とつぶやきながら歩いて行くと、侍に出会います。「あれは誰だ」「使者だ」と聞いて、男は「ああ、飛車もあるのか」と続けました。

そのうち門の前まで来て「ここはどこだ」と尋ねると「大手だ」という答えが返ってきます。男は「王手か。ああ、さっきの桂馬が効いたんだな」と、ひとりで納得してしまいました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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