落語の演目

福は内ふくはうち

滑稽噺冬の噺

地獄で調べを受けた娘が、鬼への礼を節分の文句で返す話。

あらすじ

京都の室町にある呉服商の一人娘であるお福は、ちょっとした風邪をこじらせて亡くなり、地獄で閻魔大王の取り調べを受けます。

父母の名や商売をたずねられたお福は、正直に呉服商だと答えました。閻魔大王は「何か悪事をしておるか」と問いただします。

お福は「生き物の命をいただいております」と答え、その相手はノミであること、また人の物を盗んだこともあると告げます。「うなぎ屋の前を無断で通り、匂いをかいでおります」というのがその中身でした。

これしきのことで有罪にするのは気の毒だと同情した青鬼が、お福と一緒にもう一度娑婆へ逃れることになり、裏の池へ飛び込みます。

店では死んだはずの娘が生き返ったので大騒ぎになりました。お福は自分を助けてくれた青鬼にお礼をしたいと探し回り、庭のマツの木の下に見つけます。

「さあどうぞ、中へお入りください」と誘われた青鬼はこう答えました。「いやいや、鬼は外、福は内」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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