縁の下の間男えんのしたのまおとこ
男を縁の下に隠した女房が、亭主の前を取り繕うバレ噺。
あらすじ
亭主が二、三日留守にすると言うので、女房はさっそく男を引き入れました。ところがどうしたわけか、亭主が突然帰ってきます。
女房は慌てて男を縁の下に隠しましたが、間の悪いことに、揚げ板の指をかける穴から男が顔を出しました。女房はうろたえて、その上にまたがります。
入ってきた亭主が、変な格好をしてどうしたのだと尋ねました。女房は、腹が痛くて厠へ行くのも間に合わず、しゃがんでいるのだと言い繕います。
亭主は世話の焼ける女だと言って女房の手を取り、ぐいと引っ張りました。妙なものが残っているのを見て、「ああ、変だと思ったら、まらみてえなくそをしやがった」。
成立と背景
揚げ板を叩いたら女房が尻を中心に回り出し、独楽ですなと落とす演じ方もあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

