落語の演目

易の殿様えきのとのさま

滑稽噺殿様武士

易にこった殿様が家来の人相を見て、吉と凶を続けて告げる話。

あらすじ

毎日退屈している殿様が、家来をつかまえて洒落を言っては楽しんでいました。ある日、御宝蔵の虫干しをすると、先代が好んだ易の道具が出てきます。

殿様は自分も少し修業したと言って、家来の金弥の人相を見ました。そのほうは福相だ、近々加増があるぞと告げます。いつごろかと聞かれ、来月十五日だと答えました。

金弥は大喜びです。易を立てるのも加増を決めるのも同じ殿様なのだから外れようがないと考え、さっそく帰って親や親族を喜ばせますと申し出ました。

殿様が待てと止めます。喜びごとがあるのは違いないが、災難も見えるというのです。どんな災難かと尋ねると、「来月十五日に加増にはなるが、十六日に門前払いになる」。

成立と背景

六代目三遊亭円生が「そば清」の前ふりに使った噺ですが、以前は一席の長さに延ばして演じられたこともあったといいます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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