落語の演目

だくだくだくだく

滑稽噺泥棒八五郎

別題: 宮割盗人

家財を壁の絵で済ませた男の家に泥棒が入り、互いに「つもり」でやり合う話。

あらすじ

貧しい八五郎は家財道具が何一つないので、画工の先生を呼んで、タンスや長火鉢などを紙に描いてもらい、壁に貼りつけました。

その夜、駆け出しの泥棒が八五郎の家に忍び込みます。タンスの引き出しに手をかけても開かず、絵だと気づきましたが、洒落っ気を出してそのまま芝居がかった調子で続けました。「タンスを開けたつもり、中から風呂敷を出して広げたつもり」

泥棒はさらに続けます。「やわらかい着物を風呂敷に乗せたつもり、包んだつもり、背負ったつもり」

目を覚ました八五郎も調子を合わせました。「なげしの槍を手に取ったつもり、えいっと泥棒の脇腹を突いたつもり」。泥棒が返します。「ウーム、痛え、血がだくだくと出たつもり」

成立と背景

もとは短い小咄をふくらませたもので、初代三遊亭圓遊(あだ名「鼻の圓遊」)が得意にしていました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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