大名の月見だいみょうのつきみ
別題: 月の殿様
月の呼び方を諫められた殿様が、翌年は星まで言い換える話。
あらすじ
ある大名が観月の宴を開いたとき、三太夫に「お月様はもう出たか」とたずねました。
三太夫は「恐れながら殿は一国一城の主、お月様とはあまりに軽々しゅうございます。月は月でよろしいかと存じます」と答えます。
翌年の十五夜、大名は言い方を改めて「三太夫、月は出たかの」とたずねました。三太夫が「満々とさえ渡っております」と答えると、大名は続けます。「して星めらは」
成立と背景
殿様が主人公の噺を演じる際のマクラとしてよく使われます。原話は安永四年に出た「和漢咄会」に収められた「いんぎん」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

