大学楼だいがくろう
別題: 而うして後
遊廓の名や額の文句を、漢籍に掛けてやりとりする話。
あらすじ
一人の武士が遊廓に上がり、店の名をたずねます。「大学楼と申します」と聞いた武士は面白がり、正面に掲げられた額の文句を話題にしました。
武士が「遊女たちはどこにいるのか」とたずねると、案内の者が答えます。「皆、格子の内におります」。格子と孔子をかけた洒落になっています。
こうした漢籍にちなんだやりとりが続いたのち、店の者が「旦那様、お遊びを」と促しました。
武士が答えます。「予も而うして後にまいる」
成立と背景
漢文をもじった洒落が主体の噺で、漢文になじみが薄くなった時代にはあまり演じられなくなりました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

