落語の演目

よかちょろよかちょろ

滑稽噺掛け取り若旦那

掛け取りの金を使い込んだ若旦那が、その使い道を親に踊って見せる話。

あらすじ

若旦那が親の目を盗んで吉原に通っていました。番頭が「若旦那を信用なさらないからです。まず信用して、掛け取りにお出しになったほうがよろしゅうございます」と口添えします。

言われたとおり掛け取りに出すと、若旦那はその金を持ったまま姿をくらまし、二、三日たっても戻ってきませんでした。

「何に使った」と問いただされると、若旦那は答えます。「ひげをそったのが三円、それによかちょろが四十五円」「よかちょろとはどんなものだ」

若旦那は「お望みなら、お目にかけます」と言って、身振りをまじえて歌い出しました。「女ながらもまさかのときは、はっはよかちょろ、主に代わりてしめだすき、よかちょろ……」

あきれた両親は互いを責め合い、夫婦げんかを始めます。「おまえが甘やかすからだ」「おまえさんが悪い」こうして若旦那は勘当になりました。

成立と背景

「山崎屋」の前半に、初代三遊亭遊三が当時はやったよかちょろ節を取り入れて独立させた噺で、決まったサゲはありません。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ