相撲の蚊帳すもうのかや
別題: こり相撲、妾の相撲、蚊帳相撲
ひいきの負けを晴らそうと、旦那が妾を相手に部屋で相撲を取る話。
あらすじ
相撲に夢中な旦那がいました。ひいきにしている力士がその日の取組で負けてしまったので、いつまでもひどく悔しがっています。
妾が「あたしがその負けた力士の代わりになりますから、あたしと相撲をとって、あたしをお投げになったら気が晴れるでしょう」と持ちかけます。帯を締め込み代わりにし、蚊帳を四本柱に見立て、布団を土俵にしつらえました。
旦那が気合もろとも「えいっ」と妾を投げ飛ばすと、妾は体に巻きついた蚊帳にくるまったまま、勢いよく台所まで転がり出てしまいました。
土俵の真ん中で仁王立ちになった旦那のまわりに、蚊がわんわんと集まってきます。旦那はこう言いました。「おれが勝ったから、数万の蚊がうなってくれた」
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

