しめ縄しめなわ
江戸見物の田舎者が、しめ縄の意味を将軍にこじつけて覚える話。
あらすじ
江戸見物に来た田舎者が、豆腐屋の井戸に錠がおりてしめ縄が張ってあるのを見つけ、案内人に尋ねます。
案内人は「あれは将軍様がお召し上がりになる豆腐をつくる水なので、しめが張ってあります。将軍様がお使いになるものには、なんでもしめが張ってございます」と説明し、鍛冶屋のしめ縄についても、将軍の刀を鍛えているからだと聞かせました。
そこへ願人坊主が素っ裸で腰にしめ飾りをつけ、鉄の錫杖を鳴らしながらやってきました。これを見た田舎者はあわてて土下座して拝みます。
案内人が「あれは拝むものではありません。ちょぼくれ坊主です」というと、田舎者は「あれはまた将軍様のお使いなさるお尻かと思いました」と答えました。
成立と背景
小咄ですが、一席にのばして演じることもできる噺です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

