落語の演目

節句前せっくまえ

滑稽噺相撲名前

名前のない相撲取りの取組を、行司が誕生日で呼び分ける話。

あらすじ

相撲の取り的の取組になると、四股名がまだ付いていない力士が土俵に上がることがありました。呼出しや行司は、そうした力士の名乗りをどう呼び上げればよいのか、いつも困っていました。

困り果てた行司は、名乗りの代わりに二人の生まれた日を尋ねることを思いつきます。尋ねてみると、一人は五月四日生まれ、もう一人は三月二日生まれだと答えました。

行司は取組の呼び上げで、生まれた日をそのまま使ってこう呼び分けました。「片や五月四日、こなた三月二日、双方ともせっくまいせっくまい」

成立と背景

この演目名は、五月と三月それぞれの節句の前にあたる二人の力士の生まれた日と、相撲の取組を急ぐことを表す「急くまい」ということばを重ねたしゃれから付けられています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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