御血脈おけちみゃく
極楽行きを約束する寺の御印をめぐり、地獄の主が盗人にそれを盗ませようとする顛末を、語りで聞かせる一席。
あらすじ
昔、天竺から一寸八分ほどの小さな仏像が日本にもたらされたが、仏教に反対する立場の者たちの手によって、大坂の池に捨てられてしまう。のちにそれを見つけた者が信濃の地へ運んでお祀りしたのが、その寺のはじまりとされる。
この寺が広く知られるようになったのは、「血脈の御印」と呼ばれる印判のためで、これを受けた者はどのような悪事を働いていても極楽へ行けるとされていた。おかげで地獄へ落ちる者が減り、地獄の主は困り果ててしまう。
地獄の主は、名うての盗人にこの御印を盗み出すよう命じる。盗人は寺に忍び込んで御印を奪うことに成功するが、そのありがたさに感激するあまり、思わず自分の額に押しいただいてしまい、そのまま極楽へ行ってしまう。
御印のありがたさに感激した盗人は、思わずそれを自分の額に押しいただき、そのまま極楽へ行ってしまう。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

