日和違いひよりちがい
易者の言葉を取り違えて雨に降られた男が、文句を言いに行く話。
あらすじ
遠方への用事を控えた男が、天気が気になって長屋の易者にたずねると「きょうは降る天気じゃない」と言われ、安心して出かけました。
ところが雨に降られてしまい、仕方なく俵をかぶり、頭に藁のふたを載せて濡れねずみで帰ってきます。
易者に文句を言いに行くと「だからきょうは降る、天気じゃないと言っただろう」と、はぐらかされてしまいました。
後日また出かける用ができた男は、今度は違う人に天気をたずねようといろいろな人に聞いて回りますが、みなちぐはぐな答えばかりです。
魚屋の前まで来て「きょうは降りかね」とたずねると、魚屋は「ブリはないけどサワラのいいのがあるから、サワラを切ろうかね」と見当違いの返事をします。
男は言いました。「なに、俵を着るのはもう真っ平だ」
成立と背景
大阪では「俵を着るほど降りやしまい」という別のサゲで演じられます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

