橋の下の乞食はしのしたのこじき
火事の騒ぎを、家のない身の気楽さとして語り合う短い話。
あらすじ
橋の下に住む親子の乞食がいました。近所で火事だと大騒ぎになっているのを聞きながら、二人でのんびり話をしています。
息子が言いました。「どんな立派な家を持っていても、火事で焼けてしまえばそれまでです。家のないわたしたちは、そう考えると気楽なものですね」
父親がすかさず答えました。「そうだとも、これもみんな親のおかげというものよ」
成立と背景
小咄の一つです。原話は大田南畝が天明のころに著した「うぐいす笛」に収められている「橋の下」で、こちらは掛け取りに来る夫婦の乞食を描いた話です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

