大丸相撲だいまるずもう
村相撲に飛び入りした商人風の男が、次々と勝ち抜いていく話。
あらすじ
村相撲を見物していた商人風の男が、見ているうちにすっかり血が騒ぎ出し、とうとう飛び入りで土俵に上がってしまいました。
見た目はさほど強そうに見えなかったので、世話役ははじめ手頃な相手と組ませましたが、あっさり勝ってしまいます。だんだん強い相手にぶつけても、どんどん勝ち進んでいきました。
感心した見物人が「強いやつやなあ。いったいどこの誰や」とたずねると、答えが返ってきました。「大丸呉服店の手代や」「どうりで負けん」
成立と背景
大丸呉服店は「現金掛け値なし」商法で近世から知られており、相撲に負けなかったことにかけたサゲです。原話は安永七年に出た笑話本に収められた「角力」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

