落語の演目

大黒の頭巾だいこくのずきん

滑稽噺和尚女房

別題: 大黒の行水

大黒の頭巾を取った姿を描けと頼まれ、和尚が困る話。

あらすじ

絵が上手な寺の和尚は、檀家からたびたび絵を頼まれていました。ある日、大黒天が行水をしている姿を描いてほしいと頼まれます。

困った和尚は、大黒天が頭巾をかぶったまま行水をしているところを描いて渡しました。すると数日後、今度は頭巾を取った姿に描き直してほしいと言われてしまいます。

和尚は弱りました。「大黒天の頭の形がわからない。いったいどんな髷を結っているのだろう」と困り果てます。

そこへわきにいた小僧が「お師匠様、大黒天の髷なら私が存じております」と口を挟みました。和尚は子供が余計な口出しをするものではないとたしなめます。

それでも頼み主の男が面白がって「小僧さん、大黒天の髷を知っているか」とたずねると、小僧は答えました。「よそのことは知りませんが、当寺の梵妻は丸髷でございます」

成立と背景

この小咄は三代目柳家小さんの「だいこく」のマクラとして使われ、騒人社版「名作落語全集」に載っています。原話は宝暦五年に京都で出た「口合恵宝袋」に収められた「大黒」という話です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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