落語(らくご)とは
落語は、着物姿の演者が座布団の上に座り、扇子と手ぬぐいだけを使って、複数の登場人物を演じ分けながら話を進めます。東京では鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場の4つの定席が、ほぼ毎日興行を行っています。定席の番組には落語だけでなく、講談・浪曲や、漫才・曲芸・紙切り・奇術などの「色物」が交互に並びます。
現在の東京の落語界は、落語協会と落語芸術協会の2団体を中心に成り立っています。この体制のもとになったのは昭和初期の分裂と再編で、大正15年(1926年)に柳家三語楼が当時の東京落語協会から離れて「落語協会」を名乗り、昭和5年(1930年)には柳家金語楼と六代目春風亭柳橋が「日本芸術協会」(のちの落語芸術協会)を設立しました。
戦後はラジオとテレビが広まり、寄席に行かなくても落語を聴ける環境ができました。落語家が放送の出演者として知られるようになる一方、寄席とは別に会場を借りて開く「ホール落語」が広がり、それまで寄席に来ていなかった客層が生まれました。現在も、定席の興行と、各地で開かれる落語会・独演会の両方で聴くことができます。
落語の特徴
- 一人で複数の登場人物を演じ分ける
- 道具は扇子と手ぬぐいが基本
- 前座・二ツ目・真打の順に昇進する(制度は団体によって異なる)
- 一席で完結する噺が基本。滑稽噺・人情噺・怪談噺などがある
落語を聴ける主な会場
8会場- 鈴本演芸場上野
上野にある、安政4年(1857年)創業と伝わる日本最古級の寄席。落語協会の定席として連日、落語を中心とした興行を行う、東京を代表する老舗の一つ。
- 新宿末廣亭新宿
新宿三丁目にたたずむ、都内で唯一、純和風の木造建築を今に残す寄席。昭和21年(1946年)に現在の名で再建され、桟敷席など江戸情緒あふれる造りで親しまれている。
- 浅草演芸ホール浅草
浅草の繁華街にある定席で、昭和39年(1964年)開場。喜劇の殿堂「フランス座」の流れをくむ建物で、落語に加え漫才・マジック・紙切りなどの色物も豊富。観光ついでにも立ち寄りやすい人気の寄席。
- 池袋演芸場池袋
池袋駅西口至近の地下にある、四つの定席で最も小さな寄席。客席が少なく高座との距離が近いため、演者の息づかいまで伝わる濃密な空間として、通好みのファンに愛されている。
- お江戸上野広小路亭上野
上野広小路の永谷ビル内にある小寄席。落語芸術協会の二ツ目の勉強会をはじめ、立川流・講談・浪曲など、定席では出会えない多彩な会が日替わりで開かれる。若手の熱演を間近で楽しめるのが魅力。
- お江戸両国亭両国
相撲の街・両国にある永谷系の小寄席。毎月上席(1〜15日)に三遊亭円楽一門会による「両国寄席」が開かれることで知られ、講談の会なども催される、円楽党の本拠地的な存在。
- 黒門亭上野
落語協会の本部ビル2階で、主に土・日に開かれる小さな寄席。1日2部制で、真打からこれからの若手まで、落語だけをたっぷりと、手の届く距離で味わえる落語ファンの穴場。
- 浅草フランス座演芸場 東洋館浅草
浅草演芸ホールと同じ建物にある、都内唯一の「いろもの(漫才・コント・曲芸など)」専門の演芸場。ビートたけしらが芸を磨いたストリップ劇場「フランス座」を前身とし、笑いの聖地として知られる。
落語に関わる団体
落語の演者
出演予定の多い順これから予定されている寄席の興行・落語会で、番組に名前が載っている日数が多い順です。
落語の演目
405演目演目を405件並べ、よみ・別題から探せるようにしています。 このうち403席は、あらすじ・サゲ・成立の背景・演じてきた演者まで読めます。
これからの落語の公演
6件落語を聴く・楽しむ
YouTube公式チャンネル
- 南楽は落語家ですチャンネル本人運営
- 桂吉弥チャンネル本人・関係者運営
- 吉原馬雀なりの勉強机本人・関係者運営
- 桂三実official channel さんみの寄席本人・関係者運営
- 承認欲欲欲求本人・関係者運営
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- 落語家・桂やまと公式チャンネル本人公式チャンネル
ポッドキャスト・ラジオ
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- 桜前線上昇中サクラジ企画
- らくごカフェポッドキャストらくごカフェ
- おあとがよろしいようで 二ツ目おあとがよろしいようで 二ツ目
- 覚える落語 ~第二幕~速記記録本読み麻由美
- わん丈のサンドラ煩悩スタンドわん丈
落語を知るための書籍
- 昭和の落語 名人列伝今岡謙太郎・中川桂・宮信明・重藤暁/淡交社/2019年
- 落語ことば・事柄辞典(角川ソフィア文庫)榎本滋民 著/京須偕充 編/KADOKAWA/2017年
落語を調べる・聴く
演目・演者を調べる
落語の演目と上演の記録は、次の資料で調べられます。
- 文化デジタルライブラリー(日本芸術文化振興会)
国立劇場・国立演芸場などの上演記録。演目を五十音で引けます。
- 国立国会図書館サーチ
明治以降の落語の速記本の目録。
音源を聴く
昔の落語の録音も、国立国会図書館で検索できます。
- 歴史的音源(れきおん/国立国会図書館)
明治から昭和にかけてのSPレコードの音源です。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
インターネット公開されている音源だけに絞った検索結果です。
出典
このページの説明は、次の資料で確認した事実をもとに寄席ミルが書き起こしたものです。 本文の引き写しは行っていません。会場・演者・公演の情報は、寄席ミルが集めている 番組・会場データと、各団体の公開情報にもとづいています。
- 『昭和の落語 名人列伝』今岡謙太郎・中川桂・宮信明・重藤暁、淡交社、2019年

